ゆかりごはんの縁結び -読書記録-

とにかく面白い小説が読みたい…!

2024-01-01から1年間の記事一覧

2024年5月 1週目 読んだ本まとめ『[映]アムリタ』『砂漠』『ある日、爆弾がおちてきて』『夜行』

どうも、ゆかりごはんです。 今年のゴールデンウィークは、友人達と会うために大阪から東京まで縦横無尽に駆け巡り、非常に忙しい毎日だった。そのため、計画していたよりも本を読む時間が取れなかった。そんな中でも、なんとか読めた4作を今回は紹介してい…

2024年4月 4週目 読んだ本まとめ 『エヴァーグリーン・ゲーム』『失はれる物語』『地雷グリコ』『天使の囀り』他4作

どうも、ゆかりごはんです。 つい先日、久々に出会った読友たちと「生涯最高の作品Top5」について酒を飲みながら語り合った。めちゃくちゃ楽しかった。やっぱり、読書を趣味として続けていくにあたっては、本音やネタバレ全開で好きな小説を語れる友人の存在…

2024年4月 3週目 読んだ本まとめ 『兎は薄氷に駆ける』『バスタブで暮らす』『時をかけるゆとり』『運転者』

どうも、ゆかりごはんです。 X(Twitter)で読書用アカウントを作ってみた。なんとなくで始めたのだが、これがまぁ素晴らしい。他の方がポストしている本の感想を読んでいるだけで楽しいし、自分の感想に反応をもらえるのがすごく嬉しい。読みたい本も大量に増…

2024年4月 2週目 読んだ本まとめ 『正欲』『宙ごはん』『ミリは猫の瞳のなかに住んでいる』他2作

どうも、ゆかりごはんです。 今週も読んだ本を記録がてらまとめて行こうと思う。僕が今週読んだ小説は、以下の5作である。 『正欲』朝井リョウ あってはならない感情なんて、この世にない。それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないというこ…

2024年4月 1週目 読んだ本まとめ 『かがみの孤城』『方舟』『新釈 走れメロス』『雨の日のアイリス』

どうも、読書記録ノート代わりにブログを書いている、ゆかりごはんです。 この記事では、面白かった面白くなかったにかかわらず、とりあえず今週読了した小説を記録がてら軽くまとめようと思う。僕が今週読んだ小説は、以下の4作である。 『かがみの孤城』辻…

『かがみの孤城』辻村深月:孤独な学生たちの奮闘劇

『かがみの孤城』 著者 :辻村深月 出版社:ポプラ社 ページ:554 満足度:★★★★★★★★★★ 今最も熱いと言っても過言ではない超人気作家、辻村深月による青春×ミステリ小説、『かがみの孤城』。本作は、2018年本屋大賞を受賞しており、アニメ映画化もしている辻…

2024年3月 面白かった本まとめ『成瀬は天下を取りにいく』他4作

どうも、読書記録ノート代わりにブログを書いている、ゆかりごはんです。 丁度月末ということもあり、本記事では、今月読んだ小説の中で面白かった作品、印象深かった作品、再読して良さを再確認した小説などを数冊紹介しようと思う。 ちなみに、僕が今月読…

『アバター』山田悠介:依存って怖いよね

『アバター』 著者 :山田悠介 出版社:角川文庫 ページ:256 満足度:★★★★★★★☆☆☆ 作品紹介 僕が小学・中学生の頃に、若者を中心に大ヒット作を連発していた人気作家:山田悠介によるホラー?作品『アバター』。今作は、橋本愛主演で映画化も果たしており、…

『スタープレイヤー』恒川光太郎:異世界で好き放題できるとしたら…?

『スタープレイヤー』 著者 :恒川光太郎 出版社:角川文庫 ページ:400 満足度:★★★★★☆☆☆☆☆ 作品紹介 日本ホラー小説大賞をはじめとしたさまざまな賞を受賞している実力派、恒川光太郎によるファンタジー小説『スタープレイヤー』。本作はNHKでラジオドラマ…

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦:キュート?でポップ?な全力おバカ恋愛小説

『夜は短し歩けよ乙女』 著者 :森見登美彦 出版社:角川文庫 ページ:336 満足度:★★★★★★★★☆☆ 作品紹介 偏屈でどうしようもない、アホな人物を書かせたら右に出る物はいない作家、森見登美彦による、キュート?でポップ?な恋愛小説『夜は短し歩けよ乙女』…

『青の炎』貴志祐介:大切なものを守るための完全犯罪

『青の炎』 著者 :貴志祐介 出版社:角川文庫 ページ:496 満足度:★★★★★★★★★☆ 貴志祐介、それは傑作しか書けない病を患っているエンタメ天才作家である。ホラーだろうとミステリだろうとSFだろうと、何でも書けてしまう上に全てが最高に面白い。そのジャン…

『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈:超行動力少女が織りなす青春群像劇

『成瀬は天下を取りにいく』 著者 :宮島未奈 出版社:新潮社 ページ:208 満足度:★★★★★★★★☆☆ 2023年初頭から小説界を席巻し、驚異の10冠を達成し、今なお勢いの止まらない超絶話題作、『成瀬は天下を取りにいく』。宮島未奈先生のデビュー作でありながら、…

『我々は、みな孤独である』貴志祐介:もはや哲学書の領域

『我々は、みな孤独である』 著者 :貴志祐介 出版社:角川春樹事務所 ページ:416 満足度:★★★★★★★☆☆☆ どうあがいても傑作しか書けないと僕の中で神格化されている著者・貴志祐介による、2020年に出版された長編小説『我々は、みな孤独である』。当時、貴志…