ゆかりごはんの縁結び -読書記録-

とにかく面白い小説が読みたい…!

2024年 9月 読書記録&おすすめ本

どうも、ゆかりごはんです。

最近寒くなってきましたねぇ。半袖か長袖か迷う時期。個人的には一番好きな季節、秋の到来である。食欲の秋、スポーツの秋、そして読書の秋。今年の秋はたくさん本を読んでいきたいと意気込んではいるが、なぜか仕事や行事がパンパンに詰まっており、読書に割く時間があまり確保できなそう…。読みたい本はたくさんあるのに…。

まぁ、そんな独り言はさておき、読書記録がてら今月の読了本をまとめていきたいと思う。今月読了したのは、以下の17作である。読んだ順で書いてます。

 

夏に溺れる/青葉寄

アリアドネの声/井上真偽

名探偵のはらわた/白井智之

ヨモツイクサ/知念実希人

世界でいちばん透きとおった物語/杉井光

文鳥夢十夜/夏目漱石

アガシラと黒塗りの村/小寺無人

ツミデミック/一穂ミチ

魍魎の匣/京極夏彦

名探偵のいけにえ/白井智之

リアル鬼ごっこ/山田悠介(再読)

涼宮ハルヒの憂鬱/谷川流

シライサン/乙一

少女星間漂流記/東崎惟子

新世界より/貴志祐介(再読)

塞王の楯/今村翔吾

涼宮ハルヒの溜息/谷川流

 

↓以下、今月のおススメ作品です。読んだことない作品があれば、是非読んでみてください。

 

塞王の楯/今村翔吾

【第166回直木賞受賞作】

どんな攻めをも、はね返す石垣。
どんな守りをも、打ち破る鉄砲。
「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!

越前・一乗谷城織田信長に落とされた。
幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。
匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に破られない「最強の楯」である石垣を作れば、戦を無くせると考えていた。両親や妹のような人をこれ以上出したくないと願い、石積みの技を磨き続ける。

秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次(きょうごくたかつぐ)より琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。
一方、そこを攻めようとしている毛利元康は、国友衆(くにともしゅう)に鉄砲作りを依頼した。「至高の矛」たる鉄砲を作って皆に恐怖を植え付けることこそ、戦の抑止力になると信じる国友衆の次期頭目・彦九郎(げんくろう)は、「飛田屋を叩き潰す」と宣言する。

大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開ける――。

最強の矛vs最強の楯 互いの誇りをかけた激熱バトル、開幕!

最強の楯・石垣職人と最強の矛・鉄砲職人による誇りをかけた戦を描いた激熱時代小説。石垣職人にスポットを当てた時代小説ということで、読む前は「なんかあんまり盛り上がりが無さそうだなぁ」なんてふざけたことを考えていた。本当に大馬鹿のうつけ者である。

正直言って、本作は今月読んだ本の中では断トツで面白かった作品である。本当に興奮しすぎて体が終始震えていたし、最終盤の激熱展開で涙を流して泣いた(ガチ)。本を読んで泣いたのは久しぶりだ…。それほどまでに心を揺さぶる超絶大傑作。全人類に読んでほしいと本気で思っている。超おススメ本。

 

魍魎の匣/京極夏彦

箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物――箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物(つきもの)は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。

本作でも京極堂の蘊蓄は健在! 至高で究極のバカミス作品!

もう今更語ることもない程の超有名シリーズの二作目。1000ページ超えのレンガ本にもかかわらず、文体が滑らかでスルスル読めるため全く苦にならない。京極堂の蘊蓄エンジンは本作でも絶好調。ペラペラと訳の分からないことを喋り続けていると思いきや、全てが伏線として機能しており、不気味で狂気的な四つの事件が一点に収束していく。あぁ~、読んでいて気持ちいぃ…。

本作は、前作『姑獲鳥の夏』よりも構成が練られており、バカミス成分は抑えめ。まぁ、終盤のトンデモ展開には思わず笑ってしまったけど(笑)。あらゆるエンタメ要素をギュギュっと一つの匣に詰め込んだ、史上最高の娯楽作品。読んだことないけど興味のある人は、絶対に読んだ方が良いよ!超絶面白いので。

 

涼宮ハルヒの憂鬱/谷川流

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」。入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし……と誰でも思うよな。俺も思ったよ。だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気づいたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた――。第8回スニーカー大賞〈大賞〉受賞作、ビミョーに非日常系学園ストーリー!

ただの人間には興味ありません! 一時代を築いたラノベ界の金字塔的作品!

涼宮ハルヒの憂鬱ラノベにして一時代を築き上げ、深夜アニメ界隈で天下を取った伝説の作品。だがしかし、僕はこの作品について全く知識がなかった。当然名前は知っていたが、学生時代の僕はとにかく逆張り精神が強く、本作をわざと読まずにいた。じゃあなぜ今更本作を読もうと思ったのかというと、近々新刊が数年ぶりに発売されることを知ったからだ。乗るしかない、このビックウェーブに!の精神でとりあえず読んでみることにしたのである。

結果読んでみてどうだったかというと、本っっっ当に面白かった。わざと本作を避けてイキっていた昔の自分をぶん殴りたい。ほんわかした日常系コメディ作品かと思いきや、ゴリッゴリのハードSF作品で、完成度が非常に高く満足度の高い至極のエンタメ小説だった。そりゃ人気出るわ。正直、今まで読んだSF作品の中では断トツで読みやすいので、SF初心者に強くおススメしたい作品である。ラノベだからといって読まないのは損だと断言しよう。

 

アガシラと黒塗りの村/小寺無人

「裏山の神社で見つかった古文書を解読してくれ」
親友から依頼を受け出向いた先は、巨人伝説の残る奇妙な村だった…


古文書オタクの黒木鉄生は、大学時代の親友・八重垣志紀に頼まれ、村で発見された「沼神文書」と呼ばれる古文書を解読するために巨人伝説が残る農村を訪れた。村に到着したその夜、セイタカ様と呼ばれる巨大な地蔵の前で、議会議員の息子・島田光男が殺害された。さらに2日後には、こしかけ山と呼ばれる場所で八重垣の義妹・咲良の幼馴染が首を吊った状態で見つかる。「沼神文書」の解読作業を進める黒木は、村と村人の秘密、2人の死の真相に迫ることになり…。
第2回黒猫ミステリー賞受賞!一気読み必至の民俗伝承ミステリー。

全ての謎が収束する終盤は必見! 小寺無人先生、衝撃のデビュー作!

9月に発売された小寺無人先生のデビュー作であり、第2回黒猫ミステリー賞受賞作品。本当に失礼なことではあるのだが、本作を読むまで僕は小寺先生のことを「Xに美味そうな料理の写真を投稿し続けている、少し変わった読書好きの人」だと思っていた。しかし、本作を読んで驚愕!こんなにも面白い作品を書く人だったのか…。

文章が簡潔で読みやすいのに、内容は重厚で民俗学要素も完璧。終盤のシーンではかなりハラハラさせられたし、ラストに待ち受ける怒涛の伏線回収も見事。加えて、度々登場する料理がマジで美味しそうで、読んでいてお腹が空いてくる。読み終わったら、とりあえずコーラが飲みたくなること間違いなし。読書初心者にも自信をもっておススメできる名作

 

今月は以上。また来月。